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  • ycgogo

黒いブラジャーはお好き?

更新日:2022年10月1日


またまた、Yです。いきなり刺激的なタイトルですが、私が若い頃にたまたま読んだ漫画の中で、ある女性が若い男の子に向けて発したセリフでした。どういう内容でこういうセリフだったのかは覚えてませんし、裸やブラジャーの絵が出て来ていた若ではありませんでした。でもこのセリフは子供心に記憶の中に刻まれています。

これまで何度か話してますが、今でこそ紺色や黒のブラジャーは珍しくないし、むしろそういう色をつけている人が多い気がします。外国映画なんかだと黒い下着が全然珍しくない気がしますが、日本ではかつてはそうではなかったと思います。私など今でも黒い下着という響きはそれだけでなんだか特別感があります。

私が幼い頃に住んでいたところにスーパーと呼ばれていた店がありました。今でいうスーパー

マーケットにはとても規模が及びませんが、大きな建物の中に、八百屋、肉屋、魚屋、豆腐屋、お菓子屋、乾物屋などがあり、異入り口に近いところにケーキ屋さんがあり、そして洋品店もありました。一つ一つの店は小さな店なのですが、一つの建物の中に固まってあるので地元の人からは重宝されていました。その洋品店ですが、本当に小さな店で2坪くらいで、靴下や、男性のシャツやパンツ、Yシャツやハンカチなどを売っていました。女性物の衣料も少し売っていた覚えがあります。そんな店ですが、壁に小さな袋に入った黒いブラジャーをかけて売っていました。ほんの数枚でしたが、黒いブラジャーだけそうやって売っているのに気がついてなんとなく違和感を子供心に感じていました。ブラジャーを売っていたのですから、スリップやパンティーも売っていたのかもしれません。その店にそんなに用があって頻繁に寄っていたわけではありませんでしたので、そういう物を売っていたかどうかはわかりま

せんでしたが、男性用の下着が売られていたので、多分女性用も売っていると思っていました。

子供心に黒いブラジャーにときめいた覚えがありますが、それよりもこんな田舎で黒いブラジャーなんかする人がいるんだなあという事を思いました。今思えば、多分喪服なんかの用だったのかもしれません。でも子供心にも、黒い下着はなんだかHな物というイメージがありました。当時のテレビ番組でも水商売の女性やHな女性は黒い下着、黒いスリップでお化粧してる場面がありましたので、子供ながらにそう思ってました(今でもそのイメージは消えてませんが)。

そういう思いを子供ながらに持っていたので、これも以前紹介した話で近所のおばさんの家でそのおばさんの下着を見てしまうようなことが起きたのです。



家の中にある女性下着といえば母の物しかありませんでしたので、当然黒い下着、黒いブラジャーや黒いスリップを手にすることはありませんでした。そんな中で、黒いブラジャーを売っているのを見たときは、黒いスリップも売っているのかなと当然思いました。しかし、ブラジャーは壁にかけてあり

ましたが、他のものはショーケースの中に入れてあり、パッと見ただけではあるかどうかわかりません。

それでも、そのスーパーに行くとなんとなくその店が気になっていました。ひょっとして黒いスリップも壁に飾ってみたりしてないかという期待がいつもありました。

ある日、たまたまその店を見たら、店にはいつもと違うおばさんが店番をしていました。アルバイトなのか、ちょっと店を見ててほしいと頼まれたのかわかりませんが、いつもいる人と違う人なので「おや?」っと感じました。何よりも、私の目を引いたのは、そのおばさんが黒いニットの服を着ていたことです。なんとなく勘が働いたのか、わかりませんが、気になって用もないのに、そのおばさん

の近くに寄ってみました。すると、上に着ているのがニットですから網目になっているので、下に着ている4本線がわかります。その4本線は黒でした。「この人は黒のブラジャーと黒のスリップを着ている」それがわかったら、そこを去り難い気持ちがだんだん強くなって来ます。本音は「黒いシミーズと黒いブラジャーを着けてるんですね?」と話しかけてみたい気持ちでしたが、もちろんそんなことができるはずもありません。でも、「この人は黒いシミーズを着ているんだ」と思ったら、もう頭の中はそればっかりになってしまいました。でも、用もないのにいつまでもずっとそこいいるわけにも行きません。だから、スーパーの中をぶらぶら行ったりきたりしながら、そのおばさんのことをチラチラ見るという行動をしていました。よく考えると、その方がよっぽど変なんですが。その日は、そうやって店の中をぶらぶらしてチラチラ見ることをして帰りました。もちろん、家に帰ってからも、その姿が思い出されて仕方がありません。

数日後、期待を持ってそのスーパーに行きました。しかし、そのおばさんはおらずいつもの

おばさんがいました。残念な気持ちでいっぱいでしたが、それ以上に「この小さな店に黒いスリップを売っているのか?」という興味が強くなりました。何か買うものがあるようなふりをしながら店に入りました。小さいショーケースには色々入っています。「何かお探しですか?」と声をかけられます(当然ですね)「いえ、ちょっと」と答えながらキョロキョロすると、ショーケースの下の方に「シミーズ」と書いた札があり、白が数枚と1枚黒いのが見えました。でも、長くはいられません。「あっ、いいです」といいながら店を出ました。「変な子ね」と思われたと思いますが、それからしばらくその店の側によれなかった記憶があります。その黒いニットのおばさんはどういう人だったのかなというのはその後もわかりませんし、私がみたのもその1回限りでした。気になりますよね。

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