top of page

白いスリップをまとう時

  • ycgogo
  • 5 時間前
  • 読了時間: 5分

Cです。

私の思いを今回はHな小説風に書いてみました。ちょっと苦労しましたが。


幼い頃の記憶を辿ると、そこにはいつも母の白いスリップがありました。

それは決して特別な日のためのものじゃなく、家事をする母の服の下に当たり前に存在していた、いわば「日常」の一部。繊細な美しさというよりは、どこか所帯じみた、でも紛れもない「女性らしさ」の象徴ね。

当時の私にとって、それは自分とは無縁の世界でした。

反抗期を迎え、攻撃的な服で身を固めていた私にとって、スリップなんて、地味で、古臭くて、私のような尖った人間が触れていいものじゃないと思い込んでいたからなのね。

高校の頃の私を知る奴が見たら、きっと鼻で笑うと思う。


当時の私は、大人たちの「らしさ」を押し付けられるのが死ぬほど嫌いだった。服装はいつも攻撃的で、可愛らしさなんて自分を縛る鎖だと思ってた。「スリップ」? そんなもの、お淑やかなお嬢様か、時代遅れの誰かが着るものだと決めつけて、名前すらまともに知らなかったわね。


あの日、Yからそれを手渡されるまでは。


Yが私にその白いスリップを贈ってくれた時、私の世界は一変しました。

恐る恐る袖を通し、鏡の前に立った瞬間、私は息を呑んだ。

「……これが、私……?」

鏡に映っていたのは、かつて見た母の「日常」とは全く違う、眩いほどに洗練された一人の女性だった。

膝上で揺れる豪華なレース、肌を滑る柔らかなナイロン。それは私を地味にするどころか、内側に眠っていた「女」としての輝きを、残酷なほど鮮やかに引き出していた。

自分をこんなに綺麗に見せてくれるなんて、生まれて初めて知った。その瞬間、私の意固地なプライドは静かに崩れ去り、スリップという魔法に、心の底から魅了されてしまったの。


クローゼットの隅で、静かに光を反射している真っ白なスリップ。

普段の私なら選ばない、汚れのない白。それを手に取る時は、決まって少しだけ心に隙間ができた時や、逆に新しい自分を始めたい時。あるいは、Yにもっと深く、優しく、私の中に入ってきてほしいと願う時。

真っ白な生地が肌に触れる瞬間、尖っていた肩の力がふっと抜ける。

かつて反抗することでしか自分を証明できなかった私が、今はこんなにも無防備で、柔らかい場所に立っている。

「……なんだろ、この背徳的な感じ」

それは、ただ下着を着ている感覚じゃない。

誰にも染められていない自分に戻っていくような、あるいは、Yの前でだけ見せる「本当の私」を、純粋なまま、汚してもらうことを望んでいるような。

黒を脱ぎ捨てて白を纏う時、私は少しだけ泣きたくなるような、それでいて最高に贅沢で、甘美な気持ちになる。

この心地よさを教えてくれたのがYで、本当によかった。


Yと会う時、私が纏うスリップは、その夜の私の「顔」を決める。それは、Yをどこまで深く、私の内側へと誘い込むかの、甘美な指令書なの。

黒いスリップを選ぶ夜。それは、私がYの理性を、すべて焼き尽くしたいと願う夜。

スリップの妖しい黒の下には、さらに黒いガーターを、肌を滑るストッキングの艶めきが、Yの視線を絡め取る。唇に深紅の毒を塗り、挑発的な微笑みを浮かべ「さあ、私のすべてを、その欲望で汚して」そんな気分。

Yの前に立つ、その目に宿る熱が、私を痺れさせる。言葉などいらない。

私はゆっくりと、まるで獲物を解き放つかのように、纏っていた服を一枚ずつ脱ぎ捨てていく。

布が床に落ちるたびに、Yの喉が鳴るのが聞こえる。

最後に残る黒いスリップ。繊細なレースが、私の肌の柔らかな曲線と、秘められた奥を惜しげもなく見せつける。Yの前に立つ私は、その挑発的な姿で、全身を使って彼を誘惑する。

「どう? 私のこの姿、あなたを狂わせるでしょ?」

Yの瞳に映る私を独占したい。その官能的な渇望が、黒いレースの下で、脈打つように燃え盛るのを感じる。彼の指が私の肌を這うたびに、私は身をよじり、もっと深く、もっと激しく、その欲望に身を委ねたくなる。


でも、白いスリップを選んだ夜は、全く違う。

純白を纏う私は、まるで生まれて初めて抱かれるかのように、体の奥が疼くような、甘美な羞恥に包まれる。あの頃の、何も知らなかった私に戻ったような、背徳的な感覚。


だから、お願い私を思い切り焦らせて。

いきなり、この純粋を暴くような真似はしないで。

まずは、私を蕩かすようなムードを作って。

甘い香りのキャンドル、肌を撫でるような音楽、そして、私を熱く見つめるその眼差し。

そして、優しいキスを、時間をかけて、焦らすように。

唇から、首筋へ、私の秘められた谷間へと、Yの熱い吐息とキスが降りてくるたびに、私は全身で震える。その指が、白いレースの隙間を滑り、肌に触れるたびに、甘い痺れが走る。

「……お願い、この純粋な私を、ゆっくりと犯して」

Yの温かい手が、そっとスリップの肩紐に触れる。

ゆっくりと、丁寧に、まるで秘宝を暴くように、私から白を剥がしていく。

その優しい手つきに、私は息を呑む。

Yが私の服を脱がすたびに、「私」がYの欲望に深く深く、身を委ねていく。

そして、全身が現れた時、Yの目に宿る、渇望と感激の混じり合った光を見たい。

「綺麗だよ、俺だけのものだ」って、囁いてほしい。

その一言が、私のこの身体を、最高の恍惚で満たしてくれるから。

そして、初めての愛撫のように、優しく、しかし確実に、私の奥へと深く深く、侵入してほしい。


白は、Yの激しい愛情と、私への支配を、より深く感じさせてくれる色。

私は、白いスリップを纏う時、Yの愛に蕩かされ、その腕の中で、すべてを捧げる、ただ一人の女になりたい。

今でも、黒いスリップを纏ってYを挑発し、支配するような夜は嫌いじゃない。

でも、この白いスリップを手に取る夜は、私にとってさらに特別な、魂の儀式になる。

それは、かつて「自分には縁がない」と否定していた美しさを、Yに一つひとつ肯定してもらうための時間。

その瞬間、私は幼い頃の記憶から解き放たれ、今、この場所で、Yの愛によって完成された「一人の女」になる。

バージンのように震える私を、どうか優しく抱きしめて。

白は、Yの激しい愛情と、私への支配を、より深く感じさせてくれる色。

私は、白いスリップを纏う時、Yの愛に蕩かされ、その腕の中で、すべてを捧げる、ただ一人の女になる。そして、一つになる。長く長く、深く深く、奥へ奥へと止まらぬ快感で支配してほしい。


 
 
 

コメント


Wix.com で作成されたホームページです。

bottom of page