私を支配したもの
- ycgogo
- 4 分前
- 読了時間: 4分

Yです。私のこれまでの人生において、スリップへの意識を決定づけた瞬間について再度語ります。少しドキュメント風なタッチにしてみました。内容はこれまでにも話した内容ですが、おつきあいください。
これは、私の幼い心に、静かに、しかし決定的に刻まれた、三つの瞬間についての物語です。
スリップという一枚の布が、私の内なる世界を塗り替えた、忘れられない記憶。
初めての出会いは、幼稚園の頃でした。
私以外に誰もいない居間は、テレビの青白い光だけが揺れていた。関西の喜劇番組が流れ、男性が白いスリップを着て登場し、観客の笑い声が部屋を震わせる。私は座ったまま、ぼんやりと画面を見つめていました。すると、視線の端に、母が洗濯して取り込んだばかりの、

白いスリップが、柔らかく折りたたまれているのが目に入りました。
なぜあんなことをしたのか、今でもわかりません。
ただ、ふと手を伸ばし、それを摑みました。ナイロンはひんやりと冷たく、指の間を水のように滑った。大きくて、幼い私の体にはだぶだぶだった。それでも、頭から被り、肩に落とし、腰に巻きつけるようにまとった瞬間——肌全体が、まるで別の生き物に包まれたような感覚に襲われた。滑らかで、軽やかで、どこか甘い禁断の匂いがした。
心臓が早鐘のように鳴った。
「いけないことをしている」という罪の予感が、胸の奥で鋭く光った。
私は慌ててそれを脱ぎ、元の位置に戻した。手が震えていた。テレビの笑い声は、まだ続いていた。
二度目は、小学校四年生の初夏の午後だった。
学校から帰ると、玄関は静かで、いつもの母の声はなかった。
奥の部屋から、ミシンの低い唸りが聞こえてくる。私はそっとドアの細い隙間から中を覗いた。
母は、水色のラウンドスリップ一枚だけを身に着け、ミシンに向かっていた。幼稚園の時に

手に触れた白い物ではなく、初めてみるものだった。ラウンドスリップのナイロンの記事に包まれた母の背中が見え、いつもと違う空気感に少し戸惑いと感じていた。
私が戸惑いを含んだ声で小さく「ただいま」と言うと、母はゆっくりと振り返った。
母は、いつもとは違う笑顔を浮かべながらこちらを向き、立ち上がり、私の前に一歩、二歩とゆっくりと進んでくる。その時、私に目に飛び込んできた母の上半身は、ブラジャーをしていなかったため、豊かな胸の重みと柔らかな丸みが、薄いナイロンの下にくっきりと浮かび上がっていた。午後の陽光がレースのカーテン越しに差し込み、スリップの生地を透かして、胸の優しい曲線と、ほのかに揺れる影を、まるで生きているように照らし出していた。
その表情は——目がうるうると潤んで光をたたえ、唇の端が優しく上がり、頰から首筋にかけてほんのり上気したような顔——だった。
そこには、ただの微笑みではなく、「見て、どう? きれいでしょ?」と見せつける喜び

と、「見られて嬉しい」という甘く熱を帯びた輝きが、同時に満ちあふれていた。
その瞬間、部屋の空気が変わった。
甘く、重く、どこか危険な——女のフェロモンのようなものが、静かに、しかし確実に私を包み込んだ。
母さんではなく、ひとりの女が、そこに立っていた。
一体、どうして私にそう言うことをしたのか、新しいスリップを手にして誰かに見せたかったのか、いたずら心に私の反応を楽しもうとしたのかわからない。でもそれが私にとって記憶に残る二度目の意識への影響となったのは、多分彼女は知らない。
三度目は、中学二年、初夏の午後だった。

学校から帰ると、家は静まり返っていた。誰もいない。
シャワーを浴びようと風呂場に入り、裸になって脱いだ服を洗濯機に放り込もうと蓋を開けた瞬間——そこに、あの水色のスリップが、まるで待ち構えていたように無造作に入っていた。それはまるであの日私が母ではなく女を感じたものが私を呼んでいるかのようだった。
心臓が止まりかけた。
反射的に手を伸ばし、顔に押し当てた。
母の汗の香、化粧の甘い残り香、そしてうっすらと残る母の体温と、脇の柔らかな匂い。それらが混じり合い、濃密で、獣じみた「メスの香り」となって鼻腔を満たした。頭がくらくらした。
次の瞬間、私はそれを頭から被っていた。それはもうそうするのが運命であるかのごとく、またその水色の布が私を誘惑に招いているかのようであった。
ナイロンが頰をすべり、首筋を伝い、胸を覆い、腰を包む。
幼稚園の時に感じたあの冷たい感触が甦り、同時に母の水色の背中が瞼の裏に浮かぶ。そして鏡の中の自分——少年の細い体を、母のスリップが優しく、淫らに包んでいる姿。

そのとき、全身を未知の電流が駆け巡った。下半身が熱くなり、初めて経験する、甘く鋭い快感が、まるで波のように押し寄せてきた。
膝が崩れ、壁に手をついた。
鏡の中の私は、目を潤ませ、唇を震わせ、母のスリップに包まれて、初めて「男」としての頂点を知った。
その瞬間、私は悟った。スリップは、もう私を離さない。
それは、私の身体と心を、永遠に支配する一枚の布となったのだ。