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私の中で何かが囁いた

  • ycgogo
  • 25 分前
  • 読了時間: 5分

Yです。しばらく、私の胸の奥に沈めてきた話が続きます。それでも――いま、告白させてください。

確か、中学三年の頃でした。

前の年、ふとした拍子に母の水色のスリップに触れてしまってから、あの薄い布が持つ“別の世界の気配”が、私の中に居座るようになりました。触れてはいけない。考えてはいけない。そう自分に言い聞かせるほど、意識はそこへ引き寄せられていく。罪悪感と好奇心が、心の中で互いの襟首をつかみ合って揺れていました。


そんなある瞬間、頭のどこかで、確かに“声”がしました。


「男でも、時には女になっていいのよ」


女性の声でした。外から聞こえたのではありません。私の内側の、もっと奥。そこに“誰か”がいて、私をそそのかすみたいに、甘く静かに囁くのがわかったのです。

最初は、戸惑いました。怖さもありました。けれど、その声は消えてくれない。日を追うごとに、抵抗する力だけが少しずつ削られていきました。まるで、堤防の小さな亀裂に、同じ波が何度も何度も打ち寄せるように。


そして、ある日。


家に私ひとりの時間が、長く続く日がありました。静けさが、やけに大きく感じられる午後でした。その静けさの中で、あの囁きがまた響いたのです。逃げ場のない、やさしい命令のように。

私は、母のタンスの前に立っていました。

引き出しに手をかけた瞬間、指先が小さく震えました。開けてしまえば戻れない、そんな気がしたのです。けれど引き出しは、驚くほどあっさりと開きました。整えられた布の匂い、生活の温度、母という存在の気配。そこにある“きちんとした日常”が、私には眩しく、同時

に恐ろしくもありました。

その時に頭の中でまたその囁きが響きました。

私はその声に逆らう事が出来ずに、母のスリップ、ブラジャー、パンティ、ストッキングをそっと取り出し、並べました。そしてしばらくそれらを並べて眺めていました。

それを眺めている間、私の中で葛藤がありました。こんな事をしていいはずがない」そう思うのに、目を離せない。今まで母のスリップを身につけたのは、洗濯機の中にあった物。だから、偶然の延長のように言い訳ができたかもしれない。でもこれは違う。自分から踏み込んでいる。一線を越えようとしているのがわかりました。

母のタンスから自ら出して、なおかつスリップだけではなくあ、ブラジャー、パンティ、ストッキングまで出してというのは、凄く罪悪感が湧きました。「こんなことをしていいはずがない」そう思うのに、目を離せない。それでも、目の前にそれを見たら我慢ができなくなりました。裸になり全てを身につけてみました。


この画像はAIが作成しました。
この画像はAIが作成しました。

初めて着けるブラジャー、パンティ。そして頭から被り、腕を通してスリップを身に纏う。その姿でストッキングを履く。一つ一つを身につけていくたび、肌を冷たいものが出ていくような怖さと、胸の内側がふっと軽くなるような不思議さが同時に押し寄せました。鏡のない場所でさえ、自分が自分ではない輪郭に近づいていくのがわかりました。私はその感覚に怯えながら、同時に安堵感を得ました。そして、私は感激と背徳感でかつてない程の興奮を得ました。

次にある衝動が私の足を動かしました。

それは私を母の鏡の前に進めさせました。

鏡に映っていたのは女性下着を身につけた少年の姿でした。

私はほとんど無意識に、母の口紅を手に取りました。唇に触れた瞬間、世界が一段、違う色を帯びた気がしました。“少年”という呼び名の外側に、もうひとつの可能性が薄く浮かび上がる――本来の自分に近づく感覚



そして私は、母のクローゼットを開け、青いワンピースに手を伸ばしました。


布をまとい、鏡の前に立つ。息が止まるほどの静寂の中で、胸の奥から、言葉にならない感情が湧き上がってきました。怖い。いけない。壊れてしまいそうだ。それなのに――どこかで、ようやく“自分に触れた”気もしていました。


あの日の私は、鏡の中の自分を見つめながら、知らなかった自分の扉を、確かに開けてしまったのだと思います。戻れないのではなく、戻りたくないと思ってしまった、その瞬間を。

そして、もう一度押し寄せた身体の中からの囁き、「女になれたわね、本当の自分になれたわね。母親の下着に包まれて、満足した?」その声と共に、鏡の中の自分の姿にうっとり

し、またスカートをまくり、そこに存在するスリップのナイロンの生地とレースが肌に触れる感触が実感された瞬間、興奮が極値に達し母のパンティが私の熱いほとばしりを受け止めていました。


その後しばらくぐったりとしていましたが、我に返った瞬間自分のしてしまったことの重大さに気がつきました。今日は洗濯物を取り出したのではない、母のタンスから取り出した物。それに自分の男性としての象徴的な印を吹き出してしまったのです。

後悔をしてももう元には戻りません。他に、それがつかないように脱ぎ、綺麗に畳み元にあった通りに(少なくとも私はそう心がけましたが)元に戻しました。

しかし、ほとばしりを受けさせてしまったパンティーだけはどうしようもありません。そのまま元に戻すわけにもいきません。私は悩んだ末に、風呂場に行きそれを手で洗い、できるだけその痕跡を残さないようにしました。そして洗濯機の奥へ他の洗濯物に紛れさせました。


その後、何か母に言われるたびに気付かれたのはないかとビクビクしていましたが、結局何かを言われることはありませんでした。でも冷静に考えると、元のように畳んで戻しはしましたが、微妙な違いに気がついた可能性はあります。

母としても仮に気がついたとしてもそれを我が子に対して口にする勇気はなかったのかもしれません。

しかし、その後母の態度に微妙な変化が起きました。私を責めるようなことはありませんでしたが、何かの折につけ私を試すような事が増えて行きました。

 
 
 

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