Yが初めてピンクのスリップを意識したのは高校生の頃らしい。
それまで、実際に手にしたことがあるのはお母さんのスリップしかなかったわけだし、学校の女の子でピンクのスリップなんか着てきてる子はいなくてなかなか目にすることはなかったのね。前にも話したけど、Ｙのお母さんの下着はほとんど白で薄いブルーのスリップ（Ｙが中学の時に着てみたものね）が1枚あるくらい。
Ｙがある日、お父さんの読んでる雑誌を何気なく開いたら、ピンクのスリップ姿の女優さんの写真があったんだって（誰だか覚えてないらしいけど。今はスリップ着てる人が少ないし、女優さんにスリップ着せて写真を撮るなんて今なら考えられないわね）。
それを見てからピンクのスリップを見たいという気持ちがすごく高まったらしいのね。
Ｙの住んでたところは田舎だったし、当時はまだピンクのスリップなんか着てる人は少なかったんじゃないかなあ。でも、外に出して見せるものじゃないから本当はどうだかわからないけど。
そのころ、Ｙは散歩ということで色々なところをうろうろ歩いてみることが多かっただって。本当は散歩しながら、色々な家の洗濯物をチェックしてたらしいんだけど。Ｈね。当時はまだスリップを干してある家は結構あって、でも圧倒的に白いスリップだったんだって。
そんな中で、少しだけど、色のついたスリップを干している家もあったらしいの。そんな家を見つけた時は、その家ばっかり見に行ったりしてたのね。そのうち、ピンクのスリップを干してある家を見つけたのね。でもね、立ち止まってジロジロみるわけにはいかないじゃない。だから、見つからないように眺めるのに苦労したらしいのね。
高校時代はそんな感じだったんだけど、大学に入って一人暮らしを始めてから、ある日新宿の大人のおもちゃのお店（前に話した受験の時に友達に誘われていったお店）にいってみたら、スリップがいっぱい売ってた中に、中古（誰かが着た使い古しの物ね）、ピンクのスリップがあったんだって。新品のスリップもたくさんあってその中にもピンクのスリップがあったらしいんだけど、その時はその中古の物がどうしても欲しくなって買ったんだって。私なんか、どうもそういう中古って嫌だなあ。だってどんな人が着てたかわからないし、ひょっとして男の人が着てたりしないのかしら。いまだったら、私の着たのをあげるけど、でも私のサイズではＹには合わないか。
それで、面白いのは家に帰るまで我慢できなくて、途中でホテルなんかも綺麗なトイレを見つけて個室に入り、その中で着てみたんだって。そして、それを服の下に着てそのまま電車に乗って家まで帰ったのね。大胆ね。途中で、もし事故にでもあったらどうするつもりだったのかしら。家に帰ったら、もちろんその感触をたっぷり味わって、その夜はそれを着てねたらしいのね、一人暮らしだと何でもやり放題ね。そのスリップはうっすらといい香りがついてたらしいのね。当然、長いこと使ってると汚れてくるし、香りもなくなってくるわね。それで、洗濯をしたら、汚れは消えたけど元の香りは当然消えて、がっかりしたんだんって。当たり前じゃないねえ。今でも、私は思うけど、それって本当に女の人が着たのかしら？だってサイズちょっときつかったとは言ってたけど、Ｙが着られるということは結構大きな女の人ということだけど、本当かしら。大きめのサイズの物を適当に洗ったりして中古みたいにして適当に香水とか付けたんじゃないかしら。それとも男の人が着た物？
人が着た物がいいっていう男の人結構いるらしいけど。ショーツなんかそういうのが売れるって聞いたことがあるわね。
そういえば、私も以前私の着たのをサイトで販売したことがあったわね。結構買ってくれた。もちろん、私の場合は本当に1日着たのを送ってあげた。Ｙの影響で私もピンクのスリップが好きになった。Ｙが綺麗なピンクのスリップをプレゼントしてくれた時、Ｙにも着せてあげたくて、一緒に買いに行ったことがあった。たまたまおそろいの大きなサイズがあったので買ってあげたら、すごく嬉しそうだった。本当にピンクが好きなのね