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ycgogo

駅の階段で


Yです。先日、駅の階段を上がっていた時でした。ふと前を見ると全身黒い服装の女性が歩いていました。スカートの丈は膝くらいのタイトスカート。そこから黒い薄いストッキングに包まれた脚が伸び、足元は少し高めの黒いエナメルのピンヒール。髪はロングヘアーでソバージュ。顔はどんな人かは分かりませんが、きっとそれなりの色っぽい雰囲気の人なのではないかと想像します。

スカートの後ろは深めのスリットが入っています。見ると、そこから黒いレースとナイロンの黒い生地が見えています。いや、見えているというより、スリットが全く関係のないかのようにスカートの丈より少し短い感じです。見えていて平気なのか、それともわざと見せているかは分かりませんが堂々とされています。

最初、スカートの裏地かと思いましたが、裏地であればスリットと同じように裏地にもスリットがあるはずで、こんなにスリットから見えているのは裏地ではないなと確信しました。

そうすると、スリップかペチコートなんでしょう。生地は明らかにナイロン生地で裾にレースがついています。

私の目はずーっとそこに釘付けになりました。短い階段の時間ではありましたが、目を逸らすわけにはいきません。短い時間ではありましたが。階段を上がると、少し歩いて彼女は改札方向に歩きました。私は別の電車に乗り換えなければ行けませんでしたので、ついていくわけにはいきませんでしたが、本心はしばらく後をつけて顔を確認したいくらいの気持ちでした。

最近ではこんな光景を見ることはほとんどありません。この人には、どういうつもりでこうなっているのか聞いてみたい気持ちです。もちろん聞けませんが。Cにこの事を聞いてみましたが、Cには理解できないようです。Cはこういうところをすごく気にしていて、そうやって見えたりすることの無いように

していました。彼女の持っているスリップの中には後ろにスリットの入った物も確かにありました。

こんな感じでスリットから見えているという形ではありませんが、何年か前に、少し年配の方のスカートの下からスリップは少し見えていることがありました。当時、ファッションでスリップの裾みたいなのをわざと見せているのが流行ったことがありました。一瞬それかと思いましたが、着ている服がそういう感じではないしファッションで見せているのと実際にスリップが見えているのは明らかに違います。

タイトなスカートの黒っぽいスーツでしたが、椅子に座った時に少し白いレースが見えてい

ました。本人は気づいていないようでした。こういう時に困るのは言ってあげた方がいいのか、でもそれだとしてもなんというべきかなどと悩んでしまうことです。「見えてますよ」と言ってあげるのが親切なのかなと思いながらも、「そんなところ見てるんだ」と変に思われないかなあと思うことです。それと本音では、「このまま見ていたい」という気持ちも強く持っていたことです。こういう状況は難しくて、見たいけど気づかれてはいけないから、見ていないふりをしながら実は見ているということです。

そういう時は何を話しているかさっぱり頭に入って来ません。頭の中はそればっかりだからです。

途中、休憩になりその方がトイレに行きました。そして戻ってきて話を再開した時はなおっていました。多分気づいたんでしょう。

そのため、再開後は見えなくなっていて、なんだかがっかりしたような気持ちがありました。もう一つの感情は、年配の女性であってもそういう状況を見て「ああ、この人はスリップを着ているんだ」と思うと、とても素敵な人に思えてしまうことです。お付き合いしたいと思ってしまうくらいです。年齢と関係なく、またブスの人でも(失礼ごめんなさい)、スリップを着ているとそれだけで好きになってしまったり、お付き合いしたくなってしまうんだろうなあ。本当にスリップは魅力的ですね。



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