Yです。私のスリップ経験は母の下着によるものでしたが、その中でも特に冬場は切り替えスリップ、袖付きの物ばかりでした。元々、母のスリップはラウンド型ばかりで、ストラップでつった形のスリップを着てほしいなあと思っていましたが、寒くなると袖付き、切り替えのスリップばかりでした。それも上半身が伸縮性のレースになった物でした。色つきものはなく、全部白でした。最初にそれを見た時にはなんというか、ちょっとがっかりしたような気分でした。街中の女性のブラウスの背中に透けて見えるストラップで吊ったスリップがいいと思っていたのに、このスリップはいかにも実用本位でいただけないと思った覚えがあります。それでも、家にある女性下着、スリップはそれしかないので、冬場はそれのお世話になるということになりました。上半身が伸縮性のあるレースになっていて、レースだから少しゴワゴワした感じではありますが、結構これが
温かくて、慣れてみるとこれはこれで結構おしゃれな感じもしたりします。下半身の部分はナイロンのスリップの生地になっています。袖付きのスリップは上半身がこんなレースの物ではなく、綿やメリヤスのシャツのようになっているものが多いようですね。そういうものになると、ますますおしゃれな感じではなくて実用本意のような感じになりますね。その意味では、白でこういう上半身がレースの物を着ていたのは、母なりのおしゃれのこだわりだったのかなと思います。でも、当時はそういうことは私にはわかりませんでした。ヤフーのオークションで時々同じような物が出されています。それを見るとワコールの商品はウインタムという名前がついていま
す。そういえば昔ワコールがそういう名前で宣伝をしていたのを思い出しました。ウインタムという名前はウインターとオータムからの造語だそうです。秋と冬に着るものをいうことですね。袖付きスリップというよりウインタムという方がなんとなくおしゃれな感じですね。そういえば、ブラスリップもワコールはツインジェリーという言い方をしてましたね。2つのランジェリーの組み合わせということだそうです。今は、そんな言い方をしてるんでしょうか?このウインタム、袖付きスリップへの意識が途中で変わりました。ある広告の写真でとても綺麗に身に纏っている写真を見てから、なんとなくこれもいい物だと思うようになりました。
また年を経て、Cと色々スリップの楽しみを経験してからは、こういうスリップを着る行為はなんとなく特別感があっていいと思うようになりました。別に母と交わりたかった訳ではないのですが、今となったらなんとなく母のような人がそれを着ている姿を思い出してしまうことが増えました。Cはなんとなくこういうのは気に入らないようです。子供の頃に着せられていてあまりいい思い出がないからだそうです。
初めて母の物を見た時のことも良く覚えています。それまでに既に母のスリップを着てみるという楽しみを何度も経験していました。ある日、いつものように最後にお風呂に入ろうとしていた時に、洗濯物を見たらスリップのナイロンの生地の部分が見えていたので、
取り出してみました。そうすると今まで見たことがないデザインが出てきました。「なんだこれは」と最初は思いました。広げてみたら上半身がレースになっています。「こんなのを買ってきたんだ。なんか色気がないなあ」というのが最初の感想でした。とりあえず、着てみましたが下半身部分はスリップです。
それはそれで新しい物を着たという喜びがありましたが、上半身のレースに包まれた感じがなんとも妙な感じです。「これも女性特有の物なんだな」とその瞬間は思いました。それからは寒い間はそれしか出てきません(シャツのような肌着だけでそれすら出てこない日も良くありましたが)。それからは、町を歩いていて、干してある洗濯物に袖付きのスリップが冬場は結構干してあるのに気が
つくようになりました。学校へ行く途中で、干してあったスリップがブルーで全身がナイロンの物に気づいた時はドキドキしたのと、自分の母もどうせならこういうのを着ないのかなと思ったりもしました(この話も以前しましたね)。そして、ある日学校で女の子のセーラー服の間から見えているスリップの中で、母のようなレースの素材がのぞいている子が時々いるのに気がつきました。その時に、「そうかこれはきっと母のようなスリップを着ているに違いない」と思いました。それまでは、セーラー服から見えているのは白くてスベスベしているスリップの生地ばかりで、そうでないのを着ている子はちょっと今ひとつなような感じでいました。しかし、これに気がついて以来なんだか急にそういうのを着ている女の子がちょっといい感じに思えたりしました。本当にスリップの魔力ですね。
(今回の写真はほとんどNetからお借りした物です。ブルーのラウンドスリップの写真は母が着ていたラウンドスリップのイメージに近い物です。)
最後に、今回の記事とは関係ないですが、サービスショットでCの写真です。
私の母の切り替えスリップはこの写真のように上半身レースのもので、上半身コットンのババシャツ風ではありませんでした。そして白でしたので下半身部分の白いナイロン生地で楽しんでいた覚えがあります。上半身コットンのものは確かに暖かくて実用的なのかもしれませんが、色気や綺麗さという点では全く受け入れられない感じですね。下半身部分だけ切り取って活用というのはすごいですね。そういう楽しみ方もあるんですね。
私の母も晩年は切替スリップばかりでした。
それも上半身は全く色気のないコットンのババシャツでした。
それでも下半身のスリップ部分は美しく、母が捨てた切替スリップをゴミ箱から取出し、ババシャツは切り捨て、下半身のスリップ部分をペチコートのようにしていました。
スリップが干してある光景を見なくなってからも、切替スリップを干している光景は時々見たのですが、最近はそれすら見なくなり、ただのババシャツしか干していませんね。