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ycgogo

折り込みチラシ


Yが中学や高校の頃って、新聞の折り込み広告にスーパーなんかのチラシが入っていると必ずと言っていいほど、スリップの宣伝が載ってたんだって。確かに、今でもブラやショーツのセールなんかの案内はチラシに載ってたりするけど、スリップはないわね。Yがいうには昔はほぼ毎日どこかのスーパーのチラシが入っていて、セールでスリップを着て着たモデルの人の写真が載ってたんだって。それを見るのがひそかな楽しみなんだけど、親がいる前であんまりチラシを見ているのも変だし、それにお母さんが新聞と一緒にチラシも片付けてしまうからゆっくり見られないわよね。。

でもね、多分どこの家も同じだとおもうけど、新聞とかチラシとかって家のどこかにまとめておいてあって決まった日にゴミで出したりするじゃない、だから夜とかにそこでこっそりチラシの写真を見たり、その中で気に入ったものがあるとこっそり自分の部屋に持ってきて机の中にしまってたりしたんだって。今みたいにネットなんかでそんな写真を見たりってできないから当時としては限られた情報の入手方法よね。。

それで、夜遅くとか家の人がだれもいない時なんかに、お母さんのスリップを身に着けたりしながらその写真をみてオナニーなんかをしたんだって。なるほどね、そういう刺激の求め方ってあるのね。なんか、ちょっとかわいそうな気がするけど。そのころだと、そういう相手してくれる女の子もいなかったでしょうし、仕方なかったのね。


そんな中で、Yの住んでた隣の市が少し大きな町で、その中心の通りが賑やかな通りだったんだって。その通りの中ほどに、大きめのランジェリーショップがあって、当時通りに面したショーウインドーに5-6体くらいのマネキンにスリップを着せていつも展示してあったんだって。当然、その店ののチラシも時々新聞の折り込みチラシとして入ってたのね。お休みの日なんかにそのあたりに行くことがわかっていて、朝新聞のチラシでスリップの写真をみたら、もうドキドキわくわくしながら行った

んだって。頭のなかでは、あのチラシに載ってたスリップが店頭店頭に飾ってあるって思うんだけど、でもね男の子だから店の前でじっと見てるわけにもいかず、また親と一緒だったりすると当然そんな店の前は通り過ぎるだけで立ち止まれもしないわけよね。もちろんお店にはいることなんかもできないわけだし。お母さんがお店に入ってスリップ買ってこないかなあなんて思ったりもしたのね。

だから余計に欲求不満になるんだけど、それを解消する方法なんてなくて、結局チラシの写真みながらお母さんの洗濯物のスリップになってしまうのね。男の子の思春期ってなんだか残酷ね。


ある日、そのあたりを歩いていたら、ちょうど同級生の女の子がその店から出てくるのに会ったんだって。本当は何を買ったのかなんてわからないのに、きっとスリップを買ったに違いないって思いこんでしまったのね。次の日に学校でその子に会った時、セーラー服とスカートの間から白いスリップの生地が見えて、これは昨日あの店で買ったものだろうかって妄想してしまったらしいの。まったく、男の子はそんなとこばっかりみ

てるのね。夏服のセーラー服は白くてとってもかわいく見えるんだけど、そのお腹のあたりに、純白で光沢のある生地が見えた時に、もうそれだけででその女の子が好きになってしまいそうな感じだったって。私は、そんなこと意識してなかったなあ。そういうものなのね。

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