Yです。今まで中学や高校時代の話をいくつかしてきましたが、今回も中学時代の話です。
私の中学は三年生の時に周りの2つの中学が分かれて新しい学校ができました。そのため、制服は新しい物にならなくても前の制服を着て良い事になっていました。私の隣にいたIさんは、私と違う中学から来た女の子でした。大柄な子でしたが、綺麗な顔をした子で少し意識をしてしまいました。
夏になりました。私のいた中学の女子の制服は白いセーラー服でしたが、もう一つの中学の制服は薄めの生地の白いブラウスです。前から見るとそれほど薄い感じはしないのですが、背中の生地はすごく薄く、すごく透けて見えます。このブラウスだと、セーラー服と異なりスカート上着の間からスリップの生地が見えるということはありません。その代わり背中から見ると下着がよく透けて見えてます。
中学3年生にもなると女子の下着も色々なのが、このブラウスだとよくわかります。子供時代の名残のようなラウンド型のスリップからストラップ式の大人びたスリップに変わってきている人が増えてくるのもわかります。また、この時代は、中学3年生でもブラスリップ着用の子もわずかながらいましたが、ストラップ式のスリップ着用の子はほとんどがいわゆる4本線状態でした。多くの子は背中にノンレースでしたが、それでも時々レースがあしらっている子もいました。
そんな中で私の隣のIさんですが、勉強もよくでき顔立ちも綺麗な子でちょっと私は気になっていました。但し大柄な子でなんと私より背が高いのです。私も中学3年生まではどちらかといえばそんなに大きな方ではありませんでした。そのIさんですが、ブラウスの背中に透けるのはラウンドスリップでした。そして、ブラをしている気配がありません。大柄な彼女はそれなりに肉付きがよく、胸も大きめであるのがわかります。前から見ると生地が厚めなので透けて見えることはありませんでしたが。そう思うと、とても気になり始めました。ラウンドスリップの前の部分にブラのカップがあるようなわけはないはずですし、どう
なっているのかなが授業中も気になって仕方がありません。もちろん聞くこともできません(ちゃんと勉強に集中しないといけませんね)。
中学の夏服は9月いっぱいでした。10月になると冬服になってしまいます。
夏休みが終わって久々に会った時に、変化がありました。そのIさんラウンドスリップではなくなっていました。そして、背中には4本線がはっきりと確認できます。スリップが変わっただけではなく、ブラもつけていたわけです。当時としても中学2年くらいには多くの女子がブラをつけていたはずなので、そのことには少し無頓着だったのかもしれません。
大柄な子でしたので、多分大人用のスリップを普通に着られたのだとは思います。それにしても夏休みに何か心境の変化があったのでしょうか?どうしてかということもとても興味がありましたが、それももちろん聞くことも知ることもできません。9月の1ヶ月間はそういう光景を毎日みておりました。
そして、10月になりました。制服は冬服のセーラー服になっています。セーラー服になっ
たということは、スカートと上着の間からスリップの白い生地を拝めることになったということです。彼女の物は真っ白で眩いほどの輝きを示してくれていました。隣に座る私は、彼女が休み時間などに机の上で伏せている時などにとてもよくそれを眺めることができました。隣に座った私の特権でした。
中学を卒業し、高校は別の高校へ進学しました。当然彼女には会えなくなります。卒業して1年くらいした時、違う高校のセーラー服を着た彼女に駅でばったり会いました。ちょうど階段を降りてくるところでし、私が下にいて見上げる形になりました。突然強い風が吹き、彼女のスカートを少し捲り上げました。その際ほんの一瞬でしたが、白いレースの裾がスカートともに翻るのを私の目がとらえました。それと同時に彼女と目が会いました。
彼女は階段を降りてきて「Y君久しぶりね。元気だった?今見たでしょ」といたずらそうに聞きます。私は中学卒業後急激に身長が伸び彼女を上回るようになっていたよ。「見てないよ」「うそ絶対見たでしょ」などと久しぶりに会った小さな喜びもあり少し楽しげな会話になりました。
「久しぶりだからお茶でもどう?」と誘いましたが、「ごめんちょっとこのあと用事があるのまた誘って」と言いながら小走りに去って行きました。この時一人駅に残されましたが、ちょっとスリップが見えたこともあり、なんだか気になるようになっていました。でもこの時私は別の子のことが好きでその子をずっと追いかけていました。結局その子には相手にされなかったわけですが、実はこのIさんのことも少し気になっていたのだなあとこの時気づきました。結局Iさんとそれっきりでしたが、思い切
って交際を申し込んだらどうなってたのかなとも思います。
彼女は時々手紙をくれたりしてました、ラブレターというような内容ではなく本当に友達として認識されているような内容でしたが、本当の気持ちがどうであったかは知る由もありません。
時がずいぶん経って、数十年後クラス会で会いました。思えばその駅で会った時以来です。
これくらいの歳になるとあんまり気にもせず話ができます。思い切って彼女に話しかけました「あの駅で会って以来だよね」彼女は「また誘ってって言ったのに全然誘ってくれないんだもの、手紙を出しても時々しか返事くれないし、なんなのと思ってたわよ」ですって。私が当時追いかけていた女の子は同じ中学の同級生で私と同じ高校に行った子でした。「Y君
あの頃Mちゃんが好きだったんでしょ。Mちゃんから聞いてたわよ。私なんか相手にしてくれないのも当然だったわよね」私は、「その頃付き合っている人はいたの」と聞くと彼女はまた笑いながら「本当に鈍感ね、誘ってって言って手紙なんかを何度も出せば普通気がつくでしょ。ばかね」と大笑いです。
数十年経っていい歳になればの会話です。その彼女との会話中胸元からちらっとレースが見えました。「スリップ着てるんだ」と思いが高まりましたが、時はあの頃には戻りません。
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