
Yです。引き続き読んで頂きありがとうございます。
半個室のようになった場所なのでお互いに少し大胆になっていたのかもしれません。彼女はプロとしての興味もかなり高くなっていたのかもしれません。
彼女は「今も着てるんですか」と聞きました。私はどう答えようか迷いました。その日はスリップを鞄の中に入れて持ってきてはいたのですが、着てはいませんでした。どう答えようかと迷いましたが正直に答えました。「今日は着てないんですよ。着てた方が良かったですか?」と答えると彼女は

少しがっかりした感じで「そうですか、着てないのね。どんな感じか聞きたかったんですよ。」とのコメント。私は「着てはいないけど、持ってはいるんですよ」と答えました。すると彼女の表情が少し変わりました。「持ってるんですか?それなのにどうして着てこなかったの?」と聞き返してきます。「うん、まあなんとなくですが」と答えるとさらにつっこんできます「普段の生活の中でどれくらいの頻度で着るんですか?例えば着る日と着ない日は何か決め事みたいなものがあるんですか?」、私は「特別に決まり事はないですが、その日の気分ですね。ただ、夏なんかで上着着なくてシャツ1枚になったりする時はもちろんわかってしまうので着ませんが」と答えると彼女は少し残念な表情になって「今日は私と会うのがわかっていたのだから着てきて欲しかったな」というコメント。私は、この人が一体ど

ういう気持ちでこういう事を聞いてきていて、どういう答えを期待しているのかわからなくなっていました。そこで、「もし私が今着てきていたとしたら、どういう答えを期待していたのですか?」と聞いてみました。彼女はしばらく考えていましたが、「着心地だとか気持ちだとか、何か特別な物があるのではないかと思ったの。」とまあ、普通のコメントでしたが、その後少し考えてから「あのね、こんなこと言って変に思わないでくださいね。ランジェリーフィッターとして色々聞きたいという気持ちはもちろんあったの。でもね、それ以上に目の前にいる男性がスリップを着ていると思うと、なんていうかちょっとドキドキワクワクするような感じになるのね、今日はちょっとそれを期待した部分があったの。変かしら?」私は「あれ、なんだか妙な感じになってきたぞ」と思いました。「変だとは思いませんが、そういう事を女性でも感じるんですね。なん

だか私も自分の話をして変に思われるんじゃないかと思っていた部分があったのでおあいこですね」と答えたら、お互い笑顔になりました。その後、彼女が私に聞いてきたのは「スリップの売り上げはすごく落ちていて、女性がスリップを着るのがすごく減っている。どちらかといえばスリップを着るのは少し高齢でお金に余裕のある人になっている傾向がある。だからワコールなんかでも、スリップが高級化してきて値段も高くなってきている。サルートなんかは、デザインに凝りすぎて日常使いのスリップというよりもなんだか特別な時のドレスみたいな感じで値段も高くなってきている。それでも普通にスリップを着たい女性は一定数いるので、そういう人たち向けの手頃な値段で綺麗な色やデザインのものがあって欲しいと思うんだけど、でも売れなければメーカーをそういうのを作らない。だから余計に女性のスリップ離れが進むのね。私はこういう仕事をしているからというだけじゃなくて、スリップが好きで日常にスリップを身につけるのね。もう当たり前で特別

な感情はないの。逆に着ないとなんとなく不安になったりするのね。それにデパートの売り場って結構冷房が効いていて寒い時があるの。だからスリップは重宝するのね。でも私は寒いからと言ってシャツみたいなのを着るのは好きじゃないの。なんていうか女性らしさが失われる感じがするのね。若い子はブラだけでその上にブラウスを直接着てるけど、寒さだけじゃなくて、なんというかブラウスに直接汗が染み込むのもちょっといやな感じもするのね。」などとかなり詳しく話をしてくれた。そして「だからね、女性はスリップを着る必然性があると思うし、もっと女性にスリップを着て欲しいと思うの。でもね男性にはスリップを着る必然性がないでしょ、それなのにどうしてスリップを着たいと思うのか、何がいいと思うかを聞いてみたかったのね」これを受けて、なんと答えよ

うかと迷いました。もちろん色々な理由や感情がありますが、その中でもスリップを着ることで得られる「性的な興奮」みたいな物に触れないわけにはいかないのです。でも、この女性が先ほどから説明してくれている内容には当たり前ですが、そういう部分はないのです。だからそこをいうべきかどうか迷いました。でも冷静に考えると、この女性もそれなりの年齢の方ですので、多分そういうことも理解しているでしょう。
私は、「まず生地の肌触りが気に入っていること、これは男性の下着や衣類にはないので、着た時の肌触りの感触がとても気持ちが良いと思うこと。レースや色が素敵だと思うこと。男性はどちらかとそういう事に興味を持ってはいけないように育てられてきているが、実際にはそういうのが好きな人も一定数いるということ。着た時のシルエットがとても綺麗に見えて好きな事(これは特に女性が着た

ときのシルエットが綺麗で、それに憧れてしまうこと)」などと答えてみました。すると彼女は私の心の中を見透かしたように「本当にそれだけですか?」と聞いてきます。これは正直に答えた方がいいなと覚悟をし「それと、着ることで女性と一体化したような気持ちになれること、そしてこれが大きいのかもしれませんが、いけないことをしているという倒錯感が性的興奮に繋がるの。」と答えてしまいました。彼女はやはりという表情になりながらも、次の質問「それは分かりましたが、なぜスリップなんですか?ブラジャーやショーツだって同じような事がありますよね。」確かにそうだ。でも自分でもなぜかと考えてみた。「やはり着たときのシルエットと体全体に感じるナイロン素材の感触の気持ちよさですかね」と答えました。それから、(これをいうのは勇気がいりましたが)、最初に話た母のスリップの件に触れ、「母のスリップ姿に妙に艶かしさを感じた

事、それと思春期にオナニーを覚えたての頃にタイミングよくその母のスリップを手にしたことがつながったと答えました。」彼女はそれに驚く風でもなく「それってお母様への憧れってこと?お母様が大事な要素なの?」と聞き返します。「いえ、そうではなくあくまでも母の物はきっかけでした。それ以降は家の中に母のスリップしかないので、もっと綺麗なものをいつか直接みたい、身につけてみたいという考えが頭の中で広がっていったのです。」と答えると「面白いわね、随分勉強になりました。Yさん、今度お酒でも飲みに行きましょうか?そしたら、もっといっぱいお話が聞けますね」などと言います。私は「あれあれ、妙な雰囲気になってきたぞ、ひょっとしてこの人とはどうかなるかもしれない」と思い始めました。そうこうするうちにこんな話をしていたので、無性にスリップを着たくなってきてしまいました。「あのー、ちょっと困りました。スリップを着たくなってきました。」すると笑顔になって「あら、そうなのどうしましょ。どうしたらいいのかしら、着替えられる場所はあるかしら。」というので、ちょっとトイレに行ってきますと言いカバンを持ってトイレに向かいました。
次に続きます。
Comments