• ycgogo

またまた、スリップを買った話


Yが大学の頃は、まだスーパーやランジェリーショップなんかでも、当たり前にスリップが売っていたのね。

色々Yが勇気を出して買った話なんかはこれまでに話したけど、Yはまだまだ色々な思いをしていて、よくそんな話をしてくれる。

東京駅の八重洲の地下街や新宿の地下街、渋谷の地下街なんかに何件もランジェリーショップがあった。そうそう、私も覚えている。

そんな店の前を通ると綺麗なスリップが飾ってあったのね、今はあんまり飾っているところなくなったかな。ちょっと、前まで新宿の南口につながる通路のところにあるランジェリーショップにはサルートのセットがよく飾ってあった。私もそこを通った時に綺麗なのが飾ってあると、思わず立ち止まってみてしまったこともあったわね。サルートはちょっと値段高いけど、以前は綺麗ないいデザインのものが沢山あった。最近のはちょっと凝りすぎてどうかなと思うデザインが多くて残念。Yはよく私にサルートのセットを買ってくれた。

スリップ、ブラ、ショーツ、ガーターベルトのセットね。お店の人が羨ましがってたこともあったわ。

Yが話してくれたけど、八重洲にあったランジェリーショップにすごくきれいなピンクのスリップが飾ってあったんだって。ピンクっていってもちょっと濃いめの色で本当に綺麗な色だったらしいの。私に、同じ感じの色を着せたくて色々探してくれたらしいけど、いまだに同じ感じの色のものは見つかって

ないの。

Yは、そういうお店で飾ってあるのを見つけても、じっと見るわけにもいかず、前を通りながらちらっと横目でみるだけ。八重洲あたりの地下街の店だと、なかなか入っていって買うことはできなくて、でも欲しいなあって思いながらいたんだって。

その色のスリップはとてもよく覚えていたらしいんだけど、Yが社会人になって働き始めて住んだ場所の近くに、偶然その色のスリップを干してある家を見つけたのね。

もう嬉しくなって、その家の近くを歩いてみたりしたけど、ついにどんな人かはわからずに終わったんだって。どんな人だったのかしらね。


Yが働き出して通っていた駅の近くには商店街があって、そこには居酒屋さんやスナックやバーなんかもたくさんあったのね。その通りの真ん中くらいのところで、2階に上がる階段をあがると左側がスナックで右側がランジェリーショップだったんだって。そこのスナックに連れていかれた時にきがついたらしいんだけど、スナックに行くような時間にはランジェリーショップは閉まっていたのね。でもすごく気になっていたので、土曜日の夕方にそこへ出かけてみたんだって。スナックが開く前の時間だったので、人が少なくて、ランジェリーショップも誰もいなかったので、チャンスと思って店に入ってみたのね。そしたら、品のいい感じできちんとした服装のちょっと年配の女性の店員が一人。Yが店に入っても変な顔をせずにとても自然に接してくれたんだって。多分スナックの前にあるような店だから、そういうのに慣れていたんじゃないかな。「何をお探しですか?」と聞かれたけど、自然に「スリップです」とYが答えたら、普通だったら「プレゼントですか?」とか聞かれると思うんだけど、もう最初からYが着る前提で話が進んだんだって。「あなた位なら、バストサイズはXXcmね、それから丈はこれくらいは必要ね。私がこれくらいの丈を着てるから、お客様ならこれくらいないとね。」なんて言われて、スリップを3枚くらいだされたんだって。白が気に入ったので、その日は白を買ったのね。でもね、そういう店って安い物は置いてないの。ワコールのちょっといい物で、それなりにいい値段がしたけど、そこまでされたら買わないわけにはいかないじゃない。

その日は買って帰ってもちろんそれを着て寝たんだって。一人暮らしだからだれも来ないに決まってるけど、でもやっぱりスリップを着て寝るのはドキドキして嬉しかったんだって。

私もまたYにスリップを買ってあげたくなったなあ。

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